PROFILE
プロフィール
フールくんが生まれた日
毎日仕事に追われていたころ、自分の悩みをなんとかしたくてタロットを習いはじめました。年齢も職業もバラバラな仲間たちとカードを引いて、占いあって、悩みや夢をあれこれ喋る時間が、とっても楽しかったんです。
それから何年かして、仕事から離れようか悩んでいたとき、ふと「愚者」を描いてみたら、なんだか可愛く描けました。それがフールくんです。インスタにあげたら可愛いって言ってくれる人がいて、嬉しくなって毎日描きました。描いている間だけは、モヤモヤぐるぐるしていた心が、なんだか落ち着く気がしました。

鞄に入れていたカード
途中、学びの場に入って絵を描く時間がなくなった時期もあります。そのころ持ち歩いていたのは、名刺サイズの紙に自分で刷った、大アルカナだけの手づくりカード。行く先々でいろんな人を占っていました。習いはじめたころとやってること、同じですね。そこで出会って、いまも応援してくれている人がいます。
あるイベントで「カードのつくり方」というブースを見つけて、話を聞きに行きました。タロットやオラクルカードを長く扱っている会社の方で、まだ手づくりのカードしかないわたしの話を聞いて、いろいろ教えてくださいました。
アドバイスや励ましをもらって、ちゃんと形にしたい思いが強まりました。その場にいた占い師さんが「占いカードを出展できるイベントがあるよ」と教えてくれて、ひとつの目標ができました。
そこからまた描きはじめたのですが、小アルカナがなかなか大変で。数が増えるほど、描くものも増えていくんですよ。こわめの絵柄が多いソードはもっと難航しました。ただ、ソードの3みたいに剣が3本刺さってるだけのカードは楽ちんで、ちょっと嬉しかったです。いちばん痛そうなのに。
イラストも、デザインも、印刷も、右も左も分からないまま。デザインソフトに苦戦しつつ、なんとか入稿。節約のため帳合も自分でやるぞって思ったけど、思った以上に大変でした……涙
いろんな人に助けてもらって、2年ぶんの絵が、なんとか78枚のカードになりました。
それから
はじめてのイベント出展。こんなに可愛くできたし、もしかして売れちゃうかも? なーんて思って、たくさん持っていきました。だけど、その日のイベント時間に売れたのは、友達が買ってくれた1個でした。
ドキドキしながら出た初めてのイベントに、わざわざ足を運んで、買ってくれた。あの嬉しさは、たぶん一生忘れません。
その夜、一緒に出展していた人たちと同じ民泊に泊まっていて。「欲しかったんだ〜」と何人かが買ってくれました。とっても嬉しかった。でも同時に、現実の厳しさと、カードがぱんぱんに入った荷物の重みも体感しました。笑
インスタで「カードできたよ」と伝えたときも、描いているあいだからずっと見ていてくれた方たちが、本当に買ってくれました。何人も。
あのころはまだお店もなくて、DMでやり取りして、銀行振込で、レターパックで送って。よく考えたら、振込も住所を教えるのも、こわいことだと思うんです。それなのに、見ず知らずのわたしのところに飛び込んできてくれた。すごく嬉しかったし、励みになりました。
そのあと「タロットを覚えるのが難しい」という声をたくさん聞いたので、読み方をまとめたガイドブックをつくりました。それから、覚えなくてもおみくじ感覚で楽しめる、メッセージ入りの「マキアートおらくる」も。ちょっとずつ、つくっています。
いまは少しずつ、書店やカフェ、サロンにも置いてもらえるようになりました。フールくんはわたしより先に、いろんなところへ行っています。
タロットって、おもしろくて役に立つ、不思議な遊びだと思うんです。でも、ちょっとこわい。だから、こわくなくて誰でも読みやすいカードがあったら、気軽に手に取れる人が増えるかもしれないな、と思っています。全国のいろんな場所で、みんなで遊べたらいいな。
元々ビビリな自分だけど、こわくても、フールくんみたいに「えい」と一歩踏み出したら、思ってもみなかった出会いや体験がありました。
わたしのやりたいことは、みんなとカードを引いて、おしゃべりすること。そうすると、なんだか自然と悩みがほどけて、夢を語り合ったり、時に笑顔、時に涙。帰る頃には不思議と元気いっぱいになっている。今思えば、そういう楽しみをみんなと分かち合いたい、ということなのかな〜と思います。
よかったら、みんなもいっしょにタロットしよっ!

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